プリント合板天井のペンキ塗装の方法
天井に壁紙を貼るのは、リフォームDIYの中で、初心者では難易度が高いため、ペンキを塗る方法をお勧めします。
ペンキでも綺麗に簡単に安く仕上がります。
塗装前(プリント合板)
塗装後
壁紙を貼る場合は、天井に手が届くように足場を用意して、下地によっては壁紙が貼りつかないケースや、石膏ボードやベニヤ板を貼り付けなければいけないのが難しい点です。
(ちなみに、業者に天井の壁紙を依頼すれば相場は10万円ほどです。)
だけどペンキならただ塗るだけ、費用は1万円もかかりません。
上記の天井では4度塗りを行った為、3.5〜4Lほど使用しています。
ただ、ペンキを塗る場合も壁紙を貼る場合と同様に、綺麗に仕上げるためには下地が一番大切です。
やる事と言ってもかんたんで、綺麗に拭いてからシーラーを塗って下地は完了です。
(塗料の粘着を良くするため、天井全体に紙ヤスリをかける方法もありますが、手作業ではとっても大変なので今回は省きます。)
※シーラーは、ペンキや壁紙の付きを良くする接着剤の役割や、ペンキのムラや剥がれ率を下げる効果もあります。
シーラーを塗る前に、必ず天井照明を取り外しておきましょう。
また、タバコを吸っていた部屋の場合は、あとあと黄色いヤニが浮いてくるので、
水の入ったバケツにマジックリンを適量入れて、布キレに付けて絞ってから、ヤニを取っていきます。
雑巾で拭いていては、あっという間に真黒になりますので、汚れたらすぐ捨てれるような布切れが2、30枚程度は必要になります。
(汚れた雑巾を洗って何度も使用しては、結局ヤニを伸ばしているだけになり綺麗になりません。)
天井付近はヤニ汚れが激しいので少し時間をかけてでも綺麗に拭き取りましょう。
拭き取ったら、次に布切れで水ぶきを行い、今度は乾かしてからヤニ・アクどめシーラーを塗ります。
シーラーを一度塗って乾かした後、まだヤニが浮いてくる(黄色くなる)ようであれば、シーラーの2度塗りを行って下さい。
※シーラーを塗る前に汚してはいけない箇所(リフォームをしない場所)がある場合は、必ずマスカーを使って養生を行って下さい。
(窓ガラスや床、ペンキを塗らない柱など)
下地が完了したら、いよいよペンキを塗っていきます。
水性ペンキは2度塗りが基本で、また晴れた日に朝から塗る方法がお勧めです。(特に天井を塗る場合は重要です。)
雨が降っている場合や湿気が強いとペンキが垂れてダマになったり、ムラが出る場合があります。
日程調整が難しいかもしれませんが、出来るだけ湿気の少ない日を選択してください。
ペンキの塗り方はローラーをコロコロするだけで塗れるため簡単ですが、一方方向だけではなく、縦向きに塗ったら次は横向きに塗っていくようにすれば、ムラが出来ず綺麗に仕上がります。
ローラーで塗れない隅は、ハケで塗って下さい。
ローラーからペンキがしたたり落ちるようであれば、付け過ぎのため、ローラバケツ付属のネットでしっかり落としてから塗って下さい。
手で触ってみて、ペンキが手につかないほど乾いたら2度塗りを行っても大丈夫です。
2度塗りする際、使用するローラーは乾いた状態の物を使用して下さい。思った以上に水分を含んでいるため、そのままペンキを付けると塗った箇所がムラになったり、ペンキが薄くなり、濃くするためペンキの大量補充が必要になる場合があります。
水で洗ったローラーはしっかり乾かしてから使用する。
(水で薄めずそのまま使用するペンキの場合は注意。)
さらに綺麗に仕上げるためには、3度塗りを行います。
天井を真下や横、斜めから見てみてムラになっている箇所が無ければ綺麗に仕上がります。
これで天井のペンキ塗りは完了です。
塗装面と隣接する箇所に、貼り付けたマスキングテープはペンキが完全に乾く前にはがして下さい。
(3度塗りする場合は、3度塗りした後、ペンキを触ってみて手に付かなければ、ゆっくりとはがしましょう。)
また、ペンキの表面は乾いていても内部は乾いていませんので、しっかり乾くまでは1,2日必要になります。
乾く前にその部屋でタバコを吸えば、ヤニが付いて汚くなってしまいますのでご注意ください。
次は、和室の柱もペンキで一気に塗ってしまおう編です。
6畳間リフォーム施工順番リスト
- 部屋全体の下地処理(砂壁落とし)
- 天井の施工←ココです。や天井照明の変更
- 柱や襖の外枠などのペンキ塗り
- 壁や襖の壁紙張り
- 床材貼りやソフト巾木貼り
- カーテンレールやロールスクリーンの取り付け